昭和女子大学について
東京都世田谷区にある私立大学、昭和女子大学は、1920年に創立され、女性の社会進出を目指して詩人の人見圓吉が創立しました。大学の創立者一家は、レフ・トルストイの思想を「建学の精神」として展開し、2000年にはトルストイ像を大学構内に建立。創立者の孫により学園改革が進められ、坂東真理子を学長に迎え、時代に合わせたカリキュラムや就活サポートが行われています。また、1988年にはボストンに海外キャンパスを開設し、日本で初めて単位留学システムを導入しました。更に、2006年からは英国式インターナショナルスクールを開校し、2019年には米国大学日本校のテンプル大学ジャパンキャンパスも併設しています。これらの取り組みにより、昭和女子大学は、女性が活躍するための教育環境を提供しています。
昭和女子大学の歴史
東京都文京区にある日本女子高等学院は、1920年に創設されました。しかし、戦災で校舎を失い、1945年に世田谷の旧陸軍近衛野戦重砲兵連隊跡地（現校地）に移転しました。1946年には財団法人東邦学園を設立し、日本女子専門学校を開設しました。1947年には、義務教育制度の導入により、昭和高等女学校の課程のうち前半3年間を分離し、昭和中学校として開校しました。学制改革により、1948年には、昭和高等女学校の課程のうち後半2年間が昭和高等学校となりました。1949年には、日本女子専門学校を昭和女子大学に改組し、金子健二が初代学長に就任しました。翌年の1950年には、昭和女子大学短期大学部を開学しました（2014年に廃止）。1951年には、財団法人東邦学園から改組し、学校法人昭和女子大学を設立し、昭和幼稚園を開園しました。1953年には、昭和小学校を開校しました。
しかし、1962年には、学生の退学処分をめぐり訴訟に発展する昭和女子大事件が起こりました。翌年の1963年には、学校法人昭和女子大学に学校法人昭和高等学校を併合し、校名を昭和女子大附属昭和高等学校、同附属昭和中学校・同附属昭和小学校・同附属昭和幼稚園と改名しました。1980年には、創立者を記念した「人見記念講堂」を開設しました。1988年には、アメリカキャンパス昭和ボストンを開学し、昭和女子大学オープンカレッジを開設しました。2005年には、NPO昭和チャイルド & ファミリーセンターを設立し、2006年にはブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和を開校しました。2007年には、坂東眞理子が第5代学長に就任しました。2013年にはグローバルビジネス学部が設置されました。
昭和女子大学の教育方針
昭和女子大学の教育目標は、グローバル社会で主体的に役割を担える女性の育成です。在学中には、知識・技能、自主・自律、協働・調和の力を高めることを目指します。入学者受入れ方針は、これらの教育目標を達成するために定められた教育課程に従い、学修する資質と能力を備えた入学者を受け入れます。多様な入試方法で入学者を募集し、多面的、総合的に選抜します。具体的には、入学を希望する学部・学科の教育課程で必要となる知識・技能、自身の目標をもち、学部・学科の教育課程に従い専門知識・技能を主体的に習得する学習習慣、様々なプロジェクトに参画し、活動の中で他者と協働し目標達成・問題解決を図る意欲が必要です。これらは、学力の３要素における「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」に対応しています。昭和女子大学での学びは、社会に貢献する力を身につけるためのものであることがわかります。
昭和女子大学のキャンパス一覧
世田谷（東京都世田谷区）
ボストン（アメリカ合衆国）
昭和女子大学の学部学科一覧
・国際学部
国際学科
英語コミュニケーション学科
グローバルビジネス学部
ビジネスデザイン学科
会計ファイナンス学科
・人間文化学部
日本語日本文学科
└言語コース
└文学コース
歴史文化学科
・人間社会学部
心理学科
福祉社会学科
初等教育学科
現代教養学科
・環境デザイン学部
環境デザイン学科
└建築・インテリアデザインコース
└プロダクトデザインコース
└ファッションデザインマネジメントコース
└デザインプロデュースコース
・食健康科学部
健康デザイン学科
管理栄養学科
食安全マネジメント学科
昭和女子大学の体育会一覧
・競技ダンス部
・剣道部
・硬式テニス部
・ダンス部ＡＵＢＥ
・バドミントン部
・バレーボール部
・フィギュアスケート部
・ワンダーフォーゲル部
・陸上競技部
・バスケットボール部
