聖心女子大学について
聖心女子大学は、1916年に開校された日本の女子大学で、初代学長はエリザベス・ブリッド氏。フランスに設立された女子修道会「聖心会」を母体とし、世界42カ国に170校の姉妹校を持ち、日本において初めての女子大学の1つとして知られています。大学のキャンパスは、かつて香淳皇后が幼少期を過ごした場所で、上皇后美智子さんも卒業生の1人。また、広尾の大学構内には、キリスト教文化研究所やカトリック女子教育研究所などの研究機関もあります。大学の敷地には、かつて幕府の老中首座を務めた下総佐倉藩主、堀田正睦氏の下屋敷があった歴史があり、現在でも「堀田坂」として名残が残っています。
聖心女子大学の歴史
聖心女子大学は1908年に外国人部として開校し、1910年には日本人子弟を対象とする高等女学校・小学校を開校しました。また、私立聖心女子学院高等専門学校を1916年に開校し、英文科を設置しました。1930年に国文科、1937年に歴史科を設置し、1944年には聖心女子学院高等専門学校を聖心女子学院専門学校に改称しました。
1945年には東京大空襲により校舎を焼失し、再建のために多大な努力が必要でした。その後、1948年に聖心女子大学が開学し、文学部(外国語外国文学科、国語国文学科、歴史社会学科、哲学科)が設置されました。1951年には文学部教育学科が設置され、1952年には大学院文学研究科(英文学専攻、国文学専攻、史学専攻)修士課程が設置されました。
その後、カトリック文化研究所を開設し、小林分校を設置しましたが、1966年に小林分校を廃止して東京本校に統合し、1971年にカトリック文化研究所をキリスト教文化研究所に改称しました。また、歴史社会学科に人間関係専攻を増設し、1993年には歴史社会学科に国際交流専攻を増設しました。
1995年には、大学院文学研究科の国文学専攻を日本文学専攻に改称し、大学院文学研究科修士課程に人間科学専攻を設置しました。1997年には大学院文学研究科に人間科学専攻博士後期課程を設置し、1999年には大学院文学研究科修士課程に哲学専攻を設置しました。
その後、心理教育相談所を設置し、2001年に大学院文学研究科に人文学専攻博士後期課程を設置し、2004年に大学院文学研究科修士課程に社会文化学専攻を設置し、2014年には史学科、人間関係学科、国際交流学科、心理学科を設置されました。
聖心女子大学の教育方針
聖心女子大学は、聖心女子学院の教育理念に基づいて設立され、人間をかけがえのない存在として愛するキリストの聖心に学び、高度な学術的・専門的知識の探究を通じて、新たな知の世界を切り拓く創造力と批判力を養い、社会との関わりを深めることを目的としている。また、自己を確立し、広い視野、感受性、柔軟性および実践的な行動力を持ち、社会の急激な変動に対応できる思考力と判断力を持ち、現代のみならず未来に向けても自らの考えを発信できる人間を育成することを目指している。これらの目標を達成するために、大学・教職員・学生・卒業生は、一体となって聖心の教育コミュニティーを形成し、常に研究・教育水準の向上に努め、責任と積極性を持って社会に貢献することが求められる。
聖心女子大学のキャンパス一覧
広尾(東京都渋谷区)
聖心女子大学の学部学科一覧
・現代教養学部
英語文化コミュニケーション学科
日本語日本文学科
哲学科
史学科
人間関係学科
国際交流学科
心理学科
教育学科
└教育学専攻
└初等教育学専攻
聖心女子大学の体育会一覧
・硬式庭球部
・ゴルフ部
・自動車部
・スキー部
・ダンス部
・チアリーディング部
・なぎなた部
・馬術部
・バスケットボール部
・バトミントン部
・バレーボール部
・ラクロス部
・太極拳部