東京工業大学について
東京工業大学は、日本有数の理工系総合国立大学である。明治政府が工業立国を目指して創設した東京職工学校を母体に、現在では、情報系、バイオ系、社会・経営系を含む理工系総合大学として発展している。白川英樹工学博士や大隅良典教授といったノーベル賞受賞者も輩出している。また、人文・社会系にも力を入れ、リベラルアーツ研究教育院を中心に研究・教育が行われており、文芸評論家の江藤淳、社会学者の橋爪大三郎、哲学者の鶴見俊輔などの著名な学者もいる。2022年には東京医科歯科大学との統合が決定し、新大学名称は東京科学大学となる予定である。入学から大学院修了まで継続して教養科目を履修する「くさび形教育」や、学部2年生から研究室に所属して研究できる選抜制度など、学生にとって魅力的な教育システムが提供されている。
東京工業大学の歴史
1881年に東京職工学校が設立され、日本初の工業教育機関として、化学工芸科および機械工芸科の2科で発足しました。この学校は製造現場および工業教育の指導者養成を目的としていました。その後、東京高等工業学校に移り、学科課程の拡充を経て工学系8学科に加え理学系4教室を設置しました。太平洋戦争後、新制大学へ移行し、戦後も拡充を続け、2004年に国立大学法人となりました。2018年には指定国立大学法人となっています。
東京工業大学の教育方針
教育目標は、持続可能な社会を築くための革新的科学技術の創造、真理の探究と知の継承、そして学生が自ら学び考える教育を提供することです。本学では、学生が「挑戦し続けるフロントランナー」として困難に立ち向かう気概と倫理観をもって、より良い社会を築くことができる人材を養成します。学士課程では、基盤的な専門力、幅広い教養、そして論理的に表現できる力を身に付け、自ら学び考えて物事に取り組むことができる人材を養成します。修士課程では、幅広い専門力、国際的に通用する教養、そして、多様な考えをまとめることができる力を身に付け、実践的な物事に取り組むことができる人材を養成します。博士後期課程では、卓越した専門力、国際的な場で実践できる教養、そして、社会に対して論理的に説明でき、リーダーシップを発揮できる力を身に付け、新たな知の発見、価値の創造及び発信ができる人材を養成します。専門職学位課程では、イノベーション創出のリーダーとして、科学技術を活用し、自らの理論を構築して産業や社会の発展に貢献できる実務家を育成します。
東京工業大学のキャンパス一覧
・大岡山(東京都目黒区・大田区)
・すずかけ台(神奈川県横浜市緑区)
・田町(東京都港区)
東京工業大学の学部学科一覧
・理学院
数学系
物理学系
化学系
地球惑星科学系
・工学院
機械系
システム制御系
電気電子系
情報通信系
経営工学系
・物質理工学院
材料系
応用化学系
・情報理工学院
数理・計算科学系
情報工学系
・生命理工学院
生命理工学系
環境・社会理工学院
・環境・社会理工学院
建築学系
土木・環境工学系
融合理工学系
東京工業大学の体育会一覧
・硬式庭球部
・ヨット部
・陸上競技部
・ハンググライダー部
・トライアスロン部
・端艇部
・柔道部
・アメリカンフットボール部
・サイクリング部
・弓道部