上智大学について
上智大学は日本のカトリック系私立大学で、教皇庁立大学です。世界最大の教育機関運営組織であるキリスト教のカトリック修道会イエズス会が開設し、日本初のカトリック教会系大学です。上智大学は、2022年現在、9つの学部と11つの研究科を設置しています。学校法人上智学院が経営する大学で、米国のイエール大学、ペンシルベニア大学、イギリスのエディンバラ大学、オーストラリアのシドニー大学やメルボルン大学、中国の清華大学など、世界の373大学と協定を結んでいます。
上智大学の歴史は、1549年にカトリック教会イエズス会の宣教師であったフランシスコ・ザビエルが、日本での高等教育機関開設を構想したことに始まります。しかし、ザビエルの志は禁教令により叶わず、改めて1905年にローマ教皇ピウス10世が、日本での高等教育機関設立をイエズス会に託し、1913年に専門学校令による上智大学が設立されました。校地には、元陸軍大臣高島鞆之助の所有地や陸軍大将大島久直らの邸宅が選ばれました。
教育精神は「他者のために、他者とともに」で、イエズス会士やカトリック信者の教員が多数在籍しています。世界各国のイエズス会系校と提携関係にあるほか、上智大学は、日本の小中高等学校からの受験者数が最も多い私立大学の1つです。
上智大学の歴史
上智大学は、フランシスコ・ザビエルが16世紀に来日した際に、日本の首都に大学を建学したいという意思をローマに伝えたことに起因する。その後、1908年に3人のイエズス会員が日本に大学を設立するために上陸し、1913年に専門学校令による大学を開校した。大学はGHQ/SCAPによって兵士とその子弟の高等教育機関として指定され、国際部夜間部が設立された。同部は比較文化学部への改組を経て、現在の国際教養学部の源流となった。1957年までは男子のみが入学を許可されていたが、現在は男女共学となっている。上智大学は2013年に創立100周年を迎え、2019年にはローマ教皇フランシスコが日本の大学の中で唯一、本学四谷キャンパスを訪問した。また、上智大学は日本英語検定協会と共同で、2014年からTEAP利用型入試を実施している。
上智大学の教育方針
上智大学は、1913年の開学以来、キリスト教ヒューマニズムに基づく教育を展開し、国や言語、学問の境界を越えてきました。この教育の精神には、自分の才能や学びの成果を他者のために役立てることが、人間としての成長につながるという考え方があります。
「他者」とは、困難な状況下にある人たちを指し、あらゆる学問・研究は、他者のために、そして持続可能な未来のために行われるべきだと考えています。上智大学は、「他者」に寄り添い、グローバル課題の解決を目指すために力を尽くします。
現代社会は多様な価値観を持つ人々が集まる場所ですが、異なる人々と協力しながら、世界をつなぐ力を育むことが求められます。上智大学は、自分が生きる現実を直視しながら、他者に寄り添い協働できる人を育て、持続可能な未来のために貢献することを使命としています。For Others, With Othersを実践する人材の育成に力を注いでいます。
上智大学のキャンパス一覧
四谷（東京都千代田区）
目白（東京都新宿区）
石神井（東京都練馬区）
秦野（神奈川県秦野市）
上智大学の学部学科一覧
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