奈良県立医科大学について
奈良県立医科大学は、奈良県橿原市にある公立大学で、日本で唯一の医学部を持つ大学です。奈良県の特殊性である都市型と農村型の住民の差異が激しい状況にあり、附属病院の混雑や医師不足の問題を抱えています。しかし、若き日の手塚治虫がここで医学博士号を取得したことで有名であり、図書館には彼の寄贈したブラック・ジャックのデッサンが飾られています。また、施設の老朽化に伴い、新キャンパスへの移転が予定されています。奈良県民にとってはなくてはならない大切な機関であることが伝わるでしょう。
奈良県立医科大学の歴史
奈良県立医科大学は、1945年に軍医を養成するために奈良県立医学専門学校(旧制医専)として設立されました。その後、1947年に旧制奈良県立医科大学予科を開校し、1948年には旧制奈良県立医科大学学部が開設されました。1951年には旧制大学予科と旧制医学専門学校が廃止され、1952年には新制大学として奈良県立医科大学(医学部医学科)が設置されました。その後、1961年には旧制大学「奈良県立医科大学」が廃止され、2004年には医学部に看護学科が設置されました(前身は附属厚生女学部、附属高等看護学校、附属看護専門学校を経て、看護短期大学部)。2007年には地方独立行政法人化し、公立大学法人奈良県立医科大学となり、2008年には入試に地域枠が導入されました。また、2018年には奈良医大発スタートアップ企業第1号として「MBTリンク」が設立され、2019年には社会人入試が廃止されました。社会人入試制度は、2004年の看護学科設立当時から続けられていました。奈良県立医科大学は、その沿革を通じて、軍医の養成を始めとする医療・看護の分野で多くの歩みを積み重ねてきました。また、地域枠やスタートアップ企業の設立など、時代のニーズに合った取り組みも行っています。
奈良県立医科大学の教育方針
奈良県立医科大学は、最高の医学と最善の医療を通じて、地域社会と広く人類の福祉に貢献することを目指しています。教育では、高い倫理観と旺盛な科学的探究心を持った医療人の育成を目指し、良き医療人育成プログラムの実践や教員の教育能力開発などを行っています。研究では、成果を最善の医療に生かし、奈良県民の健康増進や医学の進歩に貢献することを目指しています。診療では、患者との心の通い合いを大切にし、最終ディフェンスラインとして、安全で安心できる最善の医療を提供しています。法人運営では、最高の医学と最善の医療の追求を使命とし、教育・研究・診療の理念を実現するためのガバナンス体制や持続可能な経営基盤の確立、働きがいのある職場づくりなどを行っています。奈良県立医科大学は、豊かな人間性に基づいた高い倫理観と温かい心を持った医療人を育成し、地域社会と人類の福祉に貢献することを目指しています。
奈良県立医科大学のキャンパス一覧
四条町(奈良県橿原市)
奈良県立医科大学の学部学科一覧
・医学部
医学科
看護学科
奈良県立医科大学の体育会一覧
・野球部
・サッカー部
・ラグビー部
・硬式テニス部
・軟式テニス部
・スキー部
・ワンダーフォーゲル部
・水泳部
・相撲部
・バスケットボール部
・バレーボール部
・卓球部
・柔道部
・剣道部
・弓道部
・空手道部
・合気道部
・自動車部
・バドミントン部
・ヨット部
・陸上部
・ゴルフ部
・ハンドボール部