沖縄科学技術大学院大学について
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、沖縄県にある大学院大学です。学校法人沖縄科学技術大学院大学学園によって運営されており、政府からの補助金で予算をまかなっています。OISTでは、神経科学、数学・計算科学、化学、分子・細胞・発生生物学、環境・生態学、物理学、海洋科学の7つの分野で学際的な研究を行っています。沖縄科学技術大学院大学は、5年一貫制の博士課程を提供しております。
沖縄科学技術大学院大学の歴史
沖縄科学技術大学院大学の設置に向けた歩みは、2001年に尾身幸次内閣府特命担当大臣が提案しました。その後、構想の検討や会議を経て、2002年に小泉純一郎内閣総理大臣が設置構想を表明しました。2003年には建設予定地が恩納村に決定し、2004年には研究事業が始まりました。2005年には独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構が設立され、シドニー・ブレナーが理事長に就任しました。2009年には学校法人の設立が可決され、2011年に正式に学校法人沖縄科学技術大学院大学学園が成立しました。キャンパスの整備は2007年から進められ、2010年には施設の供用が開始されました。沖縄科学技術大学院大学は、恩納村に移転して研究活動を行っています。
沖縄科学技術大学院大学の教育方針
沖縄科学技術大学院大学の建学に至るまでの計画に基づいて、大学院大学の運営指針となる5つの基本理念が示されています。まず、世界最高水準の教育研究の拠点となることを目指します。創造性や独自性に富んだ研究を奨励し、多様性を尊重する文化を育みます。また、国際性も重視しており、教員と学生の半数以上を外国人にすることを目標としています。公用語は英語となります。柔軟性も大切であり、イノベーションやクリエイティブな思考を奨励し、柔軟に適応する能力を養います。さらに、学際的な教育研究体制を築き、学生一人ひとりの特性を尊重します。世界的な連携も重要であり、国際的な会議や交流活動に積極的に参加し、自ら主催することで教育と研究の幅を広げます。最後に、産学連携も重視しており、沖縄科学技術大学院大学の研究成果が産業界で応用され、沖縄の発展や日本の競争力向上に貢献することを目指しています。
沖縄科学技術大学院大学のキャンパス一覧
恩納村(沖縄県国頭郡恩納村)
沖縄科学技術大学院大学の学部学科一覧
・神経科学
・数学・計算科学
・化学
・分子・細胞・発生生物学
・環境・生態学
・物理学
・海洋科学
沖縄科学技術大学院大学の体育会一覧
詳細なし