帯広畜産大学について
北海道帯広市にある帯広畜産大学は、日本の国立大学であり、畜産系単科として知られています。1941年に帯広高等獣医学校として設立され、以来、獣医や畜産を中心とする食料生産・流通の領域で多くの専門職業人を輩出してきました。教育面では、教員と学生の距離が近い小規模な大学であり、広大な「畜産フィールド科学センター」の設備を活用し、実践的な職業人教育を行っています。また、国際協力機構と連携した国際協力教育にも力を入れており、現代的教育ニーズ取組支援プログラムにも採択されています。研究面では、BSEの国内発生時には国内唯一の検査研究機関として重要な役割を果たしました。学部学生数は1,164人、大学院学生数は173人で、教員数は133人です。2020年には、上川大雪酒造が大学のキャンパス内に酒蔵を開設するなど、新しい取り組みも行われています。
帯広畜産大学の歴史
1941年に設立された帯広高等獣医学校は、1944年に帯広獣医畜産専門学校、1946年に帯広農業専門学校と改称され、1949年には新制帯広畜産大学(畜産学部獣医学科、酪農学科)に移行しました。その後も、畜産学部に総合農学科や農産化学科、農業工学科、草地学科などが増設され、大学院修士課程も開設されました。また、畜産経営学科や畜産環境学科が増設されたり、酪農学科が家畜生産科学科に改組されたり、畜産管理学科、畜産環境科学科、生物資源化学科の三学科に改組されたりと、幾度かの改組が行われました。1990年には、岐阜大学大学院連合獣医学研究科に構成大学として参加し、1994年には岩手大学大学院連合農学研究科にも参加しました。2004年には、国立大学法人帯広畜産大学が設置され、畜産衛生学独立専攻が設置されました。さらに、畜産科学科が設置され、大動物特殊疾病研究センターや全国共同利用施設原虫病研究センターも設置されました。
帯広畜産大学の教育方針
帯広畜産大学は、グローバル化と高度化が進む現代社会において、個人の能力向上だけでなく、協調性や社会性を持って集団の中で相互支援することがますます重要になっています。そこで、学びあいのコミュニティを実現するために、本学では多様な学びあいを通じて社会性を育み、社会に貢献する人材を育成することを目指しています。具体的には、農場から食卓まで幅広い視点で現場に適応できる知識と実践力を身につけ、地球規模の課題解決等の国際的な視野を持ったグローバル人材を育成することを目指しています。
帯広畜産大学のキャンパス一覧
帯広(北海道帯広市)
帯広畜産大学の学部学科一覧
・畜産学部
共同獣医学課程
畜産科学課程
帯広畜産大学の体育会一覧
・女子アイスホッケー部
・男子アイスホッケー部
・アメリカンフットボール部COWBOYS
・カーリング部
・弓道部
・剣道部
・硬式テニス部
・硬式野球部
・サッカー部
・スキー部
・ソフトテニス部
・体操部
・馬術部
・女子バスケットボール部
・男子バスケットボール部
・バドミントン部
・女子バレーボール部
・男子バレーボール部
・男女ハンドボール部
・ラグビー部
・陸上競技部