長崎総合科学大学について
長崎総合科学大学は、日本の私立大学で、長崎県長崎市に本部を置いています。1942年に創立され、1965年に大学として設置されました。長崎市にあるキャンパスには、長崎総合科学大学附属高等学校も隣接しています。キャンパスには、山側には大学本部のグリーンヒルキャンパスがあり、海側には附属高等学校や総合グランド、新技術創成研究所学術フロンティアセンターがあります。長崎総合科学大学附属高等学校の校舎は、旧長崎水族館を改築したもので、長崎市の「都市景観賞」を受賞しています。長崎造船大学の前身である川南造船専門学校は、1943年に開校されました。長崎県内初の私立大学として長崎造船大学が設置され、1978年に現在の校名である「長崎総合科学大学」に変更されました。この大学では、原子爆弾が落とされた町にあるため、科学の平和利用を目的とした「長崎平和文化研究所」が早くから設立されています。
長崎総合科学大学の歴史
1943年、川南高等造船学校が設立されました。初代の学生は48人で、競争率は7.5倍という厳しい条件で選ばれました。1944年には校名が川南造船専門学校に変更され、さらに1945年には長崎造船専門学校となりました。しかし、敗戦により川南工業の経営は悪化しました。1950年、長崎造船短期大学として再出発しました。1956年には川南工業が破産宣告を受けましたが、1957年からは学生を中心にした学園の復興運動が始まりました。1961年には現在の場所に移転し、造船科、機械科、電気科が設置されました。同年、附属高等学校も再開されました。1965年には長崎造船大学として新たなステージを迎えました。船舶工学科、電気工学科、建築学科の編成が行われ、高度経済成長時代に注目を集めました。その後、機械工学科が1968年に、管理工学科が1972年に、大学院工学研究科(修士課程)が1976年に開設されました。また、留学生を対象とした別科日本語研修課程も1978年にスタートしました。1978年7月、大学名が長崎総合科学大学に変更されました。これまでの歩みを経て、長崎総合科学大学は発展を遂げています。
長崎総合科学大学の教育方針
長崎総合科学大学の「建学の精神」は、川南高等造船学校創立趣意書に由来します。当初は戦時の造船技術者養成が目的でしたが、より普遍的な人間尊重と教育・研究への情熱を表しています。具体的には自己の確立、実践力、新技術開発、世界的視野などが重要です。長崎総合科学大学は60年の歴史を経て発展しましたが、現代社会の変化に直面しています。科学技術の進展や環境問題の増大、高齢化社会などを考慮しながら、学園経営を維持し、教育・研究の質を向上させる努力が求められています。建学の精神は、「自律自彊」「実学実践」「創意創新」「宇内和親」という4つの四字成語で要約されます。また、大学の理念としては、人類愛と技術への愛を重視し、古代ギリシャの先哲ヒポクラテスの言葉を参考にしています。このように、長崎総合科学大学は伝統と革新を結びつけ、学生が自己を確立し、実践力を身につけ、創造力を発揮し、国際的な視野を持ち、人々との調和を大切にする精神を大切にしています。
長崎総合科学大学のキャンパス一覧
グリーンヒル(長崎県長崎市)
シーサイド(長崎県長崎市)
長崎総合科学大学の学部学科一覧
・工学部
工学科
└船舶工学コース
└機械工学コース
└建築学コース
└電気電子工学コース
└医療工学コース
・総合情報学部
総合情報学科
└知能情報コース
└マネジメント工学コース
└生命環境工学コース
長崎総合科学大学の体育会一覧
・剣道部
・新極真空手部
・サッカー部
・バスケットボール部
・卓球部
・バドミントン部
・準硬式野球部
・弓道部
・ペーロン部
・フットサル部
・バレーボール部
・陸上部
・ヨット部