佐世保工業高等専門学校について
佐世保工業高等専門学校(佐世保高専)は、長崎県佐世保市にある国立高等専門学校で、全国に51校ある国立高専の一つです。1962年に設置されました。佐世保高専は、長崎県で唯一の高等専門学校です。教員には職員室はなく、同学科の教官と共有する教官室があります。3年生までは制服を着用し、4年生以上は私服です。また、専攻科もあり、2年生まで学ぶことができます。佐世保工業高等専門学校の校長は、通常、九州大学で教授職を退かれた方が務めています。佐世保高専は、興味深い学校であり、地域の学生にとって魅力的な選択肢です。
佐世保工業高等専門学校の歴史
昭和37年4月1日に、法律改正に伴い、国立高等専門学校が開校されました。初代校長には元九州大学教授の大脇策市氏が任命されました。同年4月23日には開校式と第一回入学式が行われました。その後、学校の成長に伴い、機械工学科と電気工学科が開設され、さらに工業化学科も増設されました。校長も代替わりし、第2代校長には葛西泰二郎氏、第3代校長には大隅芳雄氏が就任しました。また、全寮制や事務部の改革なども行われました。その後も校長の交代や学科の改組が行われ、専攻科や研究プログラムも設置されました。そして、平成28年4月1日には現在の校長である東田賢二氏が第11代校長に就任しました。また、最近では令和元年からは一般科目が基幹教育科に名称変更されました。国立高等専門学校は、簡潔な言葉で言うと、法改正により開校され、様々な変化や成長を遂げ、現在も進化し続けている学校です。
佐世保工業高等専門学校の教育方針
佐世保工業高等専門学校の教育理念は、準学士課程(本科)5年間にわたる一貫教育を通じて、ものづくりの基盤を支える技術者に必要な基礎学力と専門知識を身につけ、創造性と実践力を備え、豊かな教養と人間性、国際性を持ち、社会に貢献できる人材を育成することです。また、専攻科では他の分野の専門的な基礎を学ぶ融合型教育を通じて、多角的な視点を持つ人材の育成を目指しています。
本科の教育目的は次の通りです。一つ目は、ものづくりや創造する楽しさや喜びを早い段階で体験し、明確な職業意識や学習意欲を育むことです。二つ目は、高度な科学技術を推進するために必要な基礎知識や技能、専門知識を身につけ、自ら課題を探究し解決できる能力を養うことです。三つ目は、実験実習などの体験学習を重視し、豊かな創造性と実践力を培うことです。四つ目は、論理的な思考力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を育むことです。五つ目は、情報技術の進展に対応できるよう、全学科で情報リテラシーを養うことです。六つ目は、豊かな教養と倫理観を身につけ、地球的な視野で人類の幸福に貢献できる能力を育むことです。
佐世保工業高等専門学校は、生徒一人ひとりが自己成長できるような教育環境を提供し、将来の社会で活躍できる人材を育成することを目指しています。
佐世保工業高等専門学校のキャンパス一覧
沖新町(長崎県佐世保市)
佐世保工業高等専門学校の学部学科一覧
機械工学科
電気電子工学科
電子制御工学科
物質工学科
基幹教育科
佐世保工業高等専門学校の体育会一覧
・陸上競技部
・野球部
・ラグビー部
・バスケットボール部
・バレーボール部
・ソフトテニス部
・卓球部
・剣道部
・サッカー部
・水泳部
・漕艇部
・硬式テニス部
・バドミントン部
・ハンドボール部