学生時代
神奈川県出身で、東海大相模高校と東海大学を卒業しました。東海大相模高校は野球の名門校であり、東海大学も多くのスポーツで強い学校です。小学校から中学校までは野球をしていましたが、叔父がクラブチームの監督をしていた影響で、高校からはソフトボールを始めました。経歴だけを見ると高校で野球部に所属していたと思われがちですが、実際には部活動には参加せず、帰宅部として過ごしていました。
大学ではさまざまな縁があり、ソフトボール部に所属することになりました。以前のクラブチームとは異なり、今まで対戦したことのないチームや、レベルの高い選手との出会いが、私のソフトボール生活における大きな転機となりました。全国大会優勝を目指して日々部活に取り組んでいましたが、大学に入学してからの3年間は全国大会（インカレ）に出場できず悔しい思いをしました。しかし、4年生の時に全国大会に出場し、ベスト8という結果を残すことができました。
社会人デビュー、そしてニートへ
大学卒業後、人材会社に営業として就職しました。正直に言うと、大学時代は部活に力を入れていたため、就職活動にはあまり時間を割けず、内定をいただいた会社にとりあえず入社したというのが実情です。このように中途半端な気持ちで入社したため、仕事に面白さや部活時代のような目標に向かうモチベーションを見出せず、淡々と業務をこなす毎日が続きました。2年が経過したある日、このままのモチベーションで働き続けることは会社に迷惑をかけると感じ、転職活動をすることなく退職を決意しました。
退職後、転職活動をせずに約1年間のニート生活を送りました。その間は、働かずに海外旅行に行ったり、映画やアニメを見たり、ソフトボールをしたりして過ごしていました。次に就職する時は、部活時代のようにやりがいのある仕事をしたいと思い、さまざまな書籍を読んだり情報を集めたりしましたが、なかなかピンとくるものが見つかりませんでした。実家で暮らしながら会社員時代の貯金をやりくりして生活していましたが、次第にお金が底をつき始め、明確な答えが見つからないまま再び働くことを決意しました。
ベンチャー企業へ挑戦
やりたいことが見つからないまま就職活動を始め、東証上場を目指しているという安易な理由から、当時社員が10名程度のベンチャー企業に営業として入社しました。入社当初は1日100件以上のテレアポをこなす毎日で、非常に大変だった記憶があります。私の力不足や市場自体が盛り上がりを見せる前だったこともあり、最初の受注を取るまでに半年以上の時間がかかりました。
ベンチャー企業のスピード感は驚異的で、ここでの経験は本当に刺激的でした。最終的に4年間勤めましたが、感覚的には10年以上の経験を積んだように感じます。その間、営業マネージャーを任されたり、社内でNo.1の売り上げを達成するなどの成果を上げました。また、会社を目指していた東証グロースに上場させるまで成長させることができました。正直、辛い思い出も多かったですが、この会社での経験があったからこそ、自身の能力と経験を大いに高めることができ、非常に良い経験と自信を得ることができました。
未経験からマーケティング職へ
ベンチャー企業時代、営業として実績を積んできましたが、このまま営業を続けることへの不安が芽生え、他のキャリアを考えるようになりました。何をすればいいかわからず悩んでいた時、先輩に相談すると、Webメディアの立ち上げを提案されました。やり方もわからないままネットで調べながら、SoftballTimesというソフトボールの総合Webメディアを立ち上げました。将来のマーケティング職を視野に入れつつ、毎日2時間以上を費やして運営に取り組みました。その結果、累計400万PV以上のアクセスを集めるサイトに成長しました。
ベンチャー企業を上場させた後、SoftballTimesの運営経験が評価され、28歳で未経験ながらWebマーケティング企業に入社しました。未経験だったため、即戦力になることを目指して毎日熱心に勉強しました。その結果、上場企業のマーケティングを任されるほどの実力を身に付けることができました。
スポーツ経験者の転職をサポートするために
Webマーケティング会社でWebマーケティング全般に携わったのち、自分自身で事業を立ち上げたいという意識が芽生えました。何をしようかと考えたとき、思い浮かんだのは自身のキャリアでした。部活に一生懸命取り組んだために、就職活動にはあまり力を入れず、とりあえず内定をいただいた会社に入社し、その結果すぐに退職、ニートや転職を経験しました。よく考えてみると、友達や先輩、後輩の中にも、普通に就職した人や実業団に進んだ人が、すぐに辞めてしまうケースが多いことに気が付きました。
せっかく学生時代にやりがいや目標を持って部活に取り組んだのに、それを社会人になって活かせない人が多いのは勿体ないと感じました。私自身は運よくベンチャー企業に入社し、上場を経験し、未経験でマーケティング職に転職することができましたが、他の人にも、たとえ1社目の就職がうまくいかなかったとしても、次のステップに進み、充実したキャリアを築くお手伝いをしたいと思うようになりました。そのため、スポーツ経験者向けのキャリア支援事業を始めることにしました。
ご相談いただくキャリアにお悩みの方へ
さまざまな20代の方から、「やりがいのある仕事をしたい」「何が向いているかわからない」「ライフスタイルを重視した仕事をしたい」「新しい職種にチャレンジしたい」「起業したいけれどどうしたらいいかわからない」などの相談を受けています。多くの方が具体的に何をすればいいかわからず悩んでいたり、読書などの勉強をするだけで具体的な行動に移せない状況です。私自身も、悩んでいるだけでしたが、たまたまお金が底をついたり、先輩からのアドバイスなどのきっかけがあったおかげで行動に移すことができました。
現在の会社でスキルを磨く、仕事に慣れてプライベートを充実させる、副業を始める、転職する、起業するなど、キャリアアップにはさまざまな選択肢があると思います。キャリア相談を通じて、少しでも新しい一歩を踏み出すきっかけを提供できれば幸いです。ぜひ、お気軽にご連絡ください。
